仕事で泣いたこと②
基本的に仕事とプライベートだと、仕事を優先しがち。他の人から、「ワーカホリック」といわれることもある。仕事がうまくいっていないと凹むくらいな人間。
数年前までは。仕事!仕事!!仕事!!!
仕事が楽しくて、大好きで、常に仕事のことを考え、過ごしていた。休日なんて関係ない、そんな過去のお話。
仕事で泣いたのは、3回。そのエピソードの2つ目を書こうと思う。
家でボロボロ泣き、一ヶ月くらいは心ここにあらずという感じで仕事をしていた気がする、数年前の7月のある日のこと。
「臨時部会をします」と届いた1通のメール。臨時部会とは、部署のメンバー全員を集めて行う会議。何かを全員に知らせたいときに行われる。
全てはここから始まった...。
臨時部会当日。
プロジェクターに映し出された、パワーポイント。
書かれている文字を読んだ瞬間、脳が理解を拒否した。
「継続」「凍結」という文字が上下に並んでおり、「凍結」の隣に、私の携わってきたプロジェクトの名前が書かれていた。
え...。
ここまでこれだけ頑張ってきたのに?うそでしょ、どうして?という思いでいっぱいになった。
臨時部会で話されている言葉が素通りしていく。
そんな中、「〇〇(私の名前)さん、どうだ?」と急に指名された。
意味わからないよ...と思いつつ、精いっぱいの笑顔でこう答えた。(本当にいい子ちゃんを演じてしまったなと今では後悔している)
「今やっているプロジェクトがなくなるのは残念ですが、これまでやってきたことの知見を活かし、次のプロジェクトでも貢献できるように頑張ります。」
この臨時部会は、何を訊いても答えてくれる場所。どんな変なことを訊いても答えてくれる唯一の場所なのに、なぜか、この回答。今ならもっと質問するのに。疑問をぶつけるのに。
あーもう!
臨時部会が終わり、今まで一緒に頑張ってきてくださった方に連絡。電話口で、一緒に泣いてくれた。私の気持ちを汲んでくださり、言葉をかけてくださったこと、ずっと忘れない。
もしコンテンツ制作に戻れた時は、必ずこの方に声をかけさせてもらいたいと思う。どれだけ大変でも「一緒に頑張りましょう」と声をかけてくださった方。
この方と一緒だったから、ここまで頑張れた。
忘れられない、数年前の7月。7月が来るたびに思い出すエピソード。