別の立場になって分かること
先日、とあるものの説明会&質問会が開かれた。主催は開発(・制作)側。参加者は、その他大勢といったところ。
参加者からしてみれば、「未知のもの」。開発側からしてみると、「散々付き合ってきたもの」。
参加者は、どんどん質問する。「〇〇という機能はある?」「ない」のやり取りが続くと、だんだん開発側の口調が怒りっぽくなる。この空気を察知した参加者は「もう、大丈夫です」と遠慮をし始める。
こうなるともう、ディスカッションにはならない。
今まで開発側に立ってきたので、開発側が怒りっぽくなる気持ちも十分わかる。
「短い期間で、だれにも頼らず悩んで、悩んで、悩んでここまで形にしたのに、どうして、これまで何もやってこなかった人にごちゃごちゃ言われないといけないんだ!まるで、これは“ダメだ”と言われているみたいだ」と。もう痛いほど気持ちが分かる(笑)
ただ、参加者側からすると、「否定しているのではなく、分からないことが多いので、“知りたい”」のだ。うん。
「オンライン」で「顔が見えない」のは、こういう時はつらいね...。
ただ、1つ言えるのは、「自分自身は(忙しかったので)使用しなかった。だから、その機能は付与しない」という考え方は、開発としてはNGだということ。チームのメンバーが使用することになるかどうか?という観点でみないといけないと思った。
ユーザーのことを考えるということはもちろんだけれど、運用に関してもきちんと考えないと、後で辛くなるから。
チームのメンバーがあとで苦労しないように考えるということがスマートである。