葛藤
本当はやりたかった。携わりたかった。参加したかった。
半年程前、仕事で役割変更があった。5年間携わっていた役割から離れることになった。
私の中では、「今回も携われるんだ!」と思っていたので、ショックだった。
理由は、「過去を引きずるから」らしい。
今考えると、過去のよい内容は引きずるだろうし、効率化できるところは「こうした方がよい」というと思う。でも、当時は、辛かった...。「次はこうしたい。こういう部分を、こんなふうに変更したい」という思いをこの5年間少しずつ溜めてきていたから。
おまけに、席が私がやりたかったことを行っているメンバーに囲まれた場所。
当たり前のように今検討している内容が話題にあがる。しかし、参加できない。
毎日が地獄のようだった。
だから、必死で聞かないようにした。見ないようにした。「私には興味ないこと」と常に自分自身に言い聞かせた。
二ヶ月くらいたつと、本当に興味がなくなってきた。この話題のみ聞こえなくなってきた。(本当に。)
良かったと心から思った。
しかし、先日「〇〇は、(わたし)に訊くといい。深く教材研究していたようだから」という話があったと聞いた。(私は出張に出ていたので参加できなかった会議でとのこと)
「うそでしょ...」
困る。とても困る。
なぜなら、「いやになってやらなくなった仕事ではない」から。むしろ、「やりたくてもできなかった仕事」だから。
必死で見ないように、聞かないようにしてきて、ようやくそうなってきたこのタイミングで関わりたくないな。
戻りたくなってしまうだろうから。この役割に。
濃くかかわりたくなってしまうだろうから。この仕事に。
葛藤・・・
実際は、私に関わる/関わらないの選択肢はないけれど(笑)
冷静に関われるだろうか。大丈夫かな、私。